知っているようで知らない目の病気
白内障って視力がいくつになったら手術するの?
眼科の病気について、院長が患者さまからよくいただくご質問を交えながら、分かりやすくお伝えします。
こんにちは。星空眼科医院 院長の飯田です。
今回は「白内障」についてお話しします。
今回は「白内障」についてお話しします。
白内障ってどんな病気?
まず、「白内障ってどんな病気?」というところから、あらためて説明していきましょう。
白内障とは、目の中にある水晶体が濁ることで、視機能が低下する病気です。
白内障とは、目の中にある水晶体が濁ることで、視機能が低下する病気です。
もう少し分かりやすく説明しましょう。
水晶体は、カメラでいうとレンズにあたる部分です。
この水晶体が濁ると、目の中に光がうまく届かなくなり、視力が低下したり、見え方にさまざまな変化が現れたりします。
水晶体は、カメラでいうとレンズにあたる部分です。
この水晶体が濁ると、目の中に光がうまく届かなくなり、視力が低下したり、見え方にさまざまな変化が現れたりします。
白内障の原因と症状
白内障の主な原因は9割程度が加齢です。
そのほか、糖尿病や外傷などによって起こるものや、生まれつき水晶体に濁りがある先天性白内障などもあります。
そのほか、糖尿病や外傷などによって起こるものや、生まれつき水晶体に濁りがある先天性白内障などもあります。
白内障が進行すると、
- 視力が低下する
- 光をまぶしく感じる
- 物が二重に見える
- 色の鮮やかさが分かりにくくなる
といった症状が現れます。
特に、「夜間の運転で対向車のライトがまぶしく感じる」というお話は、診察でもよく伺います。
白内障の進行を遅らせる目的で点眼薬などが使われることがありますが、一度濁った水晶体を透明な状態に戻すことはできません。
根本的な治療は手術になります。
根本的な治療は手術になります。
視力がいくつになったら、手術するの?
ここからが今回の本題です。
診察をしていると、
診察をしていると、
「視力がいくつになったら、白内障の手術をしたほうがいいの?」
という質問をよくいただきます。
実は、「視力が○○になったら手術」という分かりやすい基準はありません。
では、皆さんはどんなタイミングで手術を考えるのでしょうか?
白内障の手術を考えるタイミングは、その方の生活や仕事、趣味など個人によってさまざまです。
例えば、手術を考えるきっかけの一つに運転免許の更新があります。
例えば、手術を考えるきっかけの一つに運転免許の更新があります。
普通免許の場合、更新時の視力検査では、原則として
両眼で0.7以上、かつ、それぞれの眼で0.3以上
の視力が必要です。
一眼の視力が0.3未満、または見えない場合には、もう一方の眼の視力が0.7以上であることに加えて、視野についての基準もあります。(免許の種類によって、必要な視力などの基準は異なります)
免許更新の際に必要な視力が得られず、眼科を受診したことをきっかけに、白内障手術を検討される方もいらっしゃいます。
また、
「夜間、対向車のライトがまぶしくて運転しにくくなった」
「文字が見づらくなってきた」
「趣味を楽しみにくくなってきた」
など、日常生活に不便を感じ始めたことをきっかけに手術を考える方もいます。
例えばゴルフをされる方から、「打ったボールの行方が分かりにくくなった」と相談されることもあります。
もちろん、そこまで生活に支障が出ていなくても、「もう少し見やすくしたい」と感じたことをきっかけに、手術のタイミングについて相談される方もいらっしゃいます。
つまり、手術を考える目安は視力検査の結果だけではなく、「今の見え方で日常生活に困っているかどうか」も大切ということです。
白内障手術について、よくいただく質問
ここからは、患者さまからよくいただく白内障手術についての質問をご紹介します。
1.手術って痛い? 手術時間はどのくらい?
まったく痛みがないとは言い切れませんが、痛みの感じ方には個人差があります。
痛みを強く感じる場合には、手術中に麻酔を追加することもできます。
痛みを強く感じる場合には、手術中に麻酔を追加することもできます。
手術時間は眼の状態などによって異なりますが、スムーズに進めば15~20分程度です。
2.手術は入院がいいの? 日帰りでも大丈夫?
現在、白内障手術は日帰りで行われることも多くなっています。
ただし、持病があり手術後の体調変化に注意が必要な方や、手術翌日からの通院が難しい方などは、入院での手術が適している場合もあります。
日帰りと入院のどちらが適しているかは、患者さまの全身状態や生活環境などを考慮して判断します。
3.白内障手術をしたら、眼鏡はいらなくなるってホント?
これは一概には言えません。
白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに「眼内レンズ」という人工のレンズを入れるのですが、手術後にどのような見え方を希望されるかは、生活スタイルによって人それぞれです。
手術後の見え方についても、「術後は眼鏡をかけない状態でも生活に問題ないよ」という方もいらっしゃれば、「やっぱり眼鏡をかけて、もっとはっきり見えたほうが良いんだよね」という方もいらっしゃいます。
そのため、手術前には普段の生活や希望する見え方について、よく相談することが大切です。
4.一度手術しても、もう一度白内障の手術が必要になるの?
これも意外とよくいただく質問です。
白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを入れます。
そのため、取り除いた水晶体が再び白内障になることはありません。
そのため、取り除いた水晶体が再び白内障になることはありません。
ただし、手術からしばらく経ったあとに、眼内レンズを支えている袋の一部が濁り、再びかすんだり視力が低下したりすることがあります。
これを「後発白内障」といいます。
名前に「白内障」とついていますが、白内障そのものが再発したわけではありません。
必要に応じてレーザーによる治療を行います。
必要に応じてレーザーによる治療を行います。
白内障手術のタイミングは、人それぞれです
今回は、白内障の症状や治療、そして「視力がいくつになったら手術するの?」という疑問についてお話ししました。
白内障手術を考えるタイミングに、基準となる視力はありません。
運転や仕事、読書、趣味など、ご自身の生活の中で「見えにくくなって困ることが増えてきた」と感じたときが、手術について考える一つのタイミングです。
白内障の程度や目の状態は一人ひとり異なります。
見え方の変化が気になる方や、手術のタイミングについて迷われている方は、詳しくご説明させていただきますので、是非当院にご来院ください。